■デトックス食材とは?
「デトックス食材」というのが、今ブームになっています。これは毎日食べている料理を食材から見直すことで、デトックスをしようというものです。
あの食材がデトックスに良い、この食材が効くなどと色々な情報があるので、まとめてみました♪
デトックス食材を選ぶポイントは、大きく3つあります。
1.有害物質を吸着してその毒性を殺す
2.身体自身の解毒作用を高める
3.有害物質を排出してしまう
では、実際これらを満たす食材をチェックしてみましょう。
ちなみに日経ウーマンが発表した、解毒野菜果物ランキングは次のとおりになっています。
第1位 菜の花
第2位 タマネギ
第3位 ホウレン草
第4位 小松菜
第5位 トマト
第6位 ブロックリー
第7位 ジャガイモ
第8位 キャベツ
第9位 ニラ
第10位 アボカド
■有害物質を吸着してその毒性を殺す食材は?
<果物野菜系>
・ビタミンC
栄養素の王様「ビタミンC」が最初に登場です。もちろんこれを多く含んでいるのは、レモンやオレンジなどの柑橘類、そして緑黄色野菜です。またハイビスカスやローズヒップという食材も、なかなか良いようです。
・ケルセチン
また「ケルセチン」という栄養素も良いようで、これは玉ねぎやブロッコリー、アスパラガス、パセリやリンゴに多く含まれています。
<肉、魚系>
・亜鉛
亜鉛やセレニウムも有害物質の毒性を封じる助けをしてくれます。「亜鉛」を多く含む食材は、カキや豚レバー
です。また変わった食材ではアマランサスという雑穀の一種もチェックしておいてください。
・セレニウム
「セレニウム」は魚系の食材がメインです。イワシやわかさぎなど、青魚に多くふくまれています。またネギにもセレニウムが含まれています。風邪を引いたときにネギがよいのはここにも理由があるかもしれませんね。
■身体自身の解毒作用を高める食材は?
<魚介類系>
・タウリン
出ました!栄養剤のCMでもお馴染みの「タウリン」です。これは本来はサザエなどの貝類や、タコ・イカなどの軟体類に含まれている栄養素です。今日の夜食はたこ焼で決まり?
・アルギン酸
味噌汁の素材の定番、海藻類に含まれている「アルギン酸」も良いです。昆布、わかめ、メカブなどですね。
<野菜果物系>
・イソチオシアネート
キャベツ、ブロッコリー、大根などには「イソチオシアネート」という栄養素が入っています。またランキング1位の菜の花は、特にこのイソチオシアネートが多く含まれていますので、季節物ですが是非食べて下さい。またワサビも良いですよ。
・その他
スイカやアボガトに含まれている「グルタチオン」、ウコンに含まれている「クルクミン」、ゴマに含まれている「セサミン」も良いです。ウコンやゴマは健康食品としてもお馴染みですね。
■有害物質を排出してくれる食材は?
<野菜果物系>
・食物繊維
便秘解消、腸の掃除に不可欠な食材といえば、「食物繊維」ですが、実は色々な種類があります。
「ペクチン」レンコンやトマト、リンゴなど
「イヌリン」ごぼう
「セルロース」穀類、豆類
・クロロフィル
クロロフィル(葉緑素)を多く含んでいる食材は小松菜、ほうれん草、青じそなどです。
・水(ミネラルウォーター)
これは食材ではありませんが、良質な水を多くとることも有害物質の排出には非常に有効な方法です。尿意や便意を促して、しっかり老廃物や添加物などを体外に排出してくれます。
これらの食材は、旬の野菜や魚などの食材を食べていると、自然にバランス良く摂取出来るものです。ところが季節感のない流通システムや食生活文化の意識低下で、自然な摂取が出来なくなっているものです。
日頃いそがしくてコンビニ弁当などでついつい済ましてしまう人も多いかもしれません。旬の食材を楽しむという意識を持って、季節物の食材の入った弁当を選択するとかも良いかもしれません。